自己紹介と哲学

AT Horizonの哲学

~世界を舞台に活躍する科学者達をサポートしたい~
~より正確で効果的なコミュニケーションを目指して~

校閲・翻訳者の生い立ちと背景

校閲・翻訳者の館洞あかねは父の外務省勤務に伴い、中学・高校時代をアフリカで過ごしました。美しく雄大な自然と温厚な現地の人達に囲まれ、英国系の国際学校に通う中、多種多様な文化、教育、言語と表現方法に触れるうち、文化人類学や言語学、そして科学に強い興味を持つようになりました。日本の大学の農学部在学時に中東へ留学し、園芸学の勉強を続けるために英国へ渡ったのも様々な背景を持つ人達と一緒に共通の勉強や研究をすることが大好きだったためです。

なぜ校閲・翻訳を始めたか

アフリカ、中東、ヨーロッパ、そして日本での生活を通して、私がずっと感じてきたジレンマがあります。それは世界各地・多様な分野で活躍する日本人の方々がその素晴らしいアイディアや実力にも関わらず、言語を含むコミュニケーションがうまくとれないために、実際の実力よりも低く世界で評価されてしまっていることが多いという現実です。特に科学界において日本の科学者達がそのような状況にあるのを目の当たりにした時、非常に悲しい思いをすると同時に、少しでも彼らの力になりたいと思いました。そこで論文校閲・翻訳業を始めました。

科学の重要性

科学は事実を基に推測し、仮定し、証明するために実験等を行い、その結果から事実をさらに突き詰めていくという作業の繰り返しです。科学の世界で分野が異なると話が通じないというのはよく言われることではありますが、裏を返せば、特に近い分野間では事実を正確に伝え合うことができれば世界中の科学者達が意思の疎通を図ることが可能であるはずです。また、分野が異なっていても、どうしたら相手と話を通じるように議論出来るかを考えることも大切です。日本にはたくさんの優秀な科学者の方々やその卵達が存在しています。今後も世界が直面していく数々の問題を予測、緩和し解決の糸口を探すのに科学は必須でありその担い手である科学者と、科学者になる情熱を持った学生さん達は非常に重要な存在だと考えます。

言語力の不足=評価の低下 とさせないために

そんな科学者達が世界を舞台に仕事をする場合、英語力も実力の一要素であることは確かですが、ネイティヴでない限り英語が自由に使えないからという理由で生じるロスは最小限に抑えたいものです。自信を持って自分の意見や研究結果を表現していって欲しいと願うのです。そのお手伝いをAT Horizon にさせて頂ければ私達にとってこれ以上の喜びはありません。

言語はたかがツール、されどツール

言語は意思疎通の一つのツールに過ぎませんが、表現方法はそれぞれの言語の文化や思考様式に根ざしています。そのため事実を中心に示すことの多いサイエンスの世界においても、読む・聴く相手が人間である限りニュアンスや伝え方によっては本人が意図しているように伝わらないことも多々あります。

相手に合わせて表現方法も工夫が必要

例えば同じ英語を使っていても文化的に異なるアメリカ人とイギリス人では、表現方法や受け止め方が異なるということも珍しくありません。従って誰に、何のために伝えたい情報なのかも考慮して正確に効果的に伝わるようにお手伝いすることもAT Horizonの目標です。
更に世界が近く小さくなる現代において科学をはじめ他のあらゆる分野においてグローバルな活躍をする方々、活躍したいという意欲をお持ちの方々を応援します。

校閲・翻訳者 館洞 あかね 略歴

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  • 静岡大学農学部人間環境科学科卒業(理学学士号取得)
  • 英国 University of Reading, Faculty of Life Sciences, School of Plant Sciences
    卒業(理学修士号取得 専攻:農学・園芸学)
  • 財団法人 沖縄県海洋博覧会記念公園(現・美ら海財団)
    熱帯・亜熱帯都市緑化植物園勤務
  • 独立行政法人 海洋研究開発機構
    海洋極限環境生物圏領域 深海・地殻内生命圏システム研究チーム
    及び地球深部探査センター
    (アウトリーチ、深海掘削船「ちきゅう」のHSE(安全管理)担当)
    等を経て、現在長崎県在住

論文校閲経験は約10年(修士時代より主に農学関連の論文を校閲し、海洋研究開発機構勤務時は主に地球科学系の論文等の校閲、広報資料の翻訳等を行った)。